「えっ?高校の先輩なの?…」 「あぁ」 …リュウさんと斗真が知り合いだったなんて。 「世間って狭いね?」 「リュウさんが助けてくれて、マジでよかったな……」 「…あ…うん」 「ごめんな…? 俺が助けにいってやれなくて…」 斗真は悲しそうに私の頬に手をやった。 私は首を横にふったけど、斗真の表情は晴れなかった。 私は感じてしまった。 自分を責めている斗真の心の中を… 痛いほど…