精一杯のLOVEをあなたに。。。

リュウさんの話の続きはこうだった。


その男から聞こえた葵の名前に、変な胸騒ぎがしたそうだ。

そして
その場所に先回りをした。


狭くてうす暗い路地の中に三人の人影が見えた。


その中に

葵がいるのかわからない…

それでも気がつくと若松さんと一緒に飛びこんでたらしい…。



「そうだったんですか。ほんとに助かりました…」


俺はまた頭をさげた。


「…斗真

これは…偶然やないんやろ?

葵ちゃんが狙われる理由…心あたりあるんか?」


リュウさんの言葉に俺は全身の血が一気に流れだすようなそんな気がした。