精一杯のLOVEをあなたに。。。

「はい。捕まえた」

前方から来た男はやはりさっきの車の中にいた大男だった。


その男は私の腕を後ろに回し、


「全く、手間かけんじゃね~よ」

と言ってもう一人の仲間に電話をかけさせた。


「捕獲完了。早くこっちに車まわしてくれ」

早口でそう言った男は、短髪で手首に刺青がしてあった。


「ねぇ…何でこんな事するの?

あんたたちいったい誰なの?」


「それは内緒~。

ってか…
おまえ結構可愛いな?俺好みだわ~」


大男はそういいながら、私の頭をなでた。


頭を振って思いきり睨みつけると、私のアゴに手をかけて


「おめぇ~なかなか根性あるな?

お前みたいな強気な女大好きだぜ~。

強気な女を早くいじめてえ~」


「変態…」


大男の顔につばを吐きつけてやった。