ポカンとしてる私に斗真が続けた。
「つまり…
近い未来に、葵と一緒にあったかい家庭を築けたらいいなぁ~て。
それは、その誓いの指輪だったりする…」
「あ…りがと」
「え?
それだけ?
俺、かなり恥ずかしい言葉並べたんですけど………
って…えっ?泣いてんの?」
「やだっ…泣いてないよ」
だって…
突然すぎるもん。
突然、そんな嬉しすぎる言葉を言われるなんて思いもよらなくて…
こんなとき
どんな言葉を返せばいいのか…
何だか、夢を見てるみたいで …
ジワリと目頭が熱くなって視界がぼやけてた。
100万$の夜景が霞んでみえる…


