「ね~?
斗真は何て書いたの?」
「それは…内緒」
誰かに読まれたら恥ずかしいからと、シールまで準備していた斗真。
「え~?ずる~い。私の見たでしょ?」
「見てね~よ。」
少しムクレる私の頭をなでながら、二人で一緒に南京錠に鍵をかけた。
「また来年の今日
ここに一緒に来ような?
で、また南京錠にメッセージ書いて、二人でつけような?」
「あっ。それいいね~グッドアイデア」
「で…今日書いたメッセージを来年一緒に読むっつうのはどう?」
「うん。わかった」
そして斗真は私の肩をそっと抱きよせた。
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