夜8時半。
帰宅したばかりの家のチャイムがなった。
あわてて部屋着のスウェットに着替えてドアをあけた。
「葵~久しぶり~
はい、これ葵の好きな桂花陳酒だよ~」
お酒が入ったスーパーの袋を片手にかかげて、つかつかと部屋の中に入ってきた。
「香織?急にどしたの?」
親友といえ、突然家に来るのは初めてだった。
「んとね?
今さっきまでエンジェルで飲んでましたぁ~」
そういって右手をあげてソファーに着席。
突然の訪問理由が何となくわかった。
「少しだけ、斗真から聞いたよ。
また揉めたんだって?」
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