『仲良さそうにってなんだよ…?

エリカが気分悪いっつうから、ちょっと休ませて…』


『優しいんだね…斗真は…?
気分が悪いとキスまでしてあげるんだ?』


『おまえってバカじゃね?

そんなのしてねぇよ。

しかもそんな言い方、葵らしくねぇし。』


『私らしいって何?全然意味わかんないんですけど…

私ちゃんと見たもん。斗真とエリカさんがキスしてるとこ…
もう斗真が何考えてんのかわかんないよ』


結局こうなるのはわかってた…

だから電話に出たくなかった。


『俺って…
そんなに信用ねぇの?
俺だって話そうと思ったよ…

けど…お前が俺の事さけてたんだろ?

今日店終わってから話そうって思ってたのに、また勝手に帰ったのおまえだろ?』


嫉妬と不安が私の中で暴れていた。


『んじゃ~
今ちゃんと話してよ。ちゃんと納得できるように説明してよ』


『電話じゃ無理だろ?それに今、おまえ冷静じゃねえじゃん?』


『んじゃ~今から会いにきてよ』


ワガママが
止まらなくなってた………