「面白かったな」 「うん。なんか感動しちゃったぁ…」 今日は久しぶりに二人で映画デート。 映画を見ている間、ずっと手をつないでくれていた。 その手がギュッと握りしめられるたびに斗真の愛情を確認して幸せを感じていた。 「ね~斗真? 私がもしピンチになった時、どこにいても助けにきてくれる?」 「…俺、スーパーマンじゃないっつうの」 斗真は冗談まじりにそういいながら笑ってた。 そう いつものように 今日のデートも 楽しく幸せな時間を過ごしていた… なのに なのに…