だけど負けない。 「先輩は何もわかってませんっ」 「私が好きなのは光流先輩じゃなくてっ」 腕をギュッと抱き締める。 気持ちを伝えるってやっぱり緊張する。 ドクドクと鼓動がまた大きくなり始めた。 「佐伯……っ」 キーンコーンカーンコーン タイミングが良いのか悪いのか こんな時にチャイムが鳴るなんて。 テンパった私はどうすればいいのかわからなくて。