「萌絵‼︎ちょっといい?」 朝、いつものように学校へ行くとすごい勢いで玲奈が私の腕を掴んだ。 「お、おはよ。どうしたの?」 玲奈は有無を言わさず私の腕を引っ張って廊下まで出た。 カバンを置く隙も与えられずに、玲奈に引っ張られるがまま。 「ちょ、ちょっと玲奈?どこまで行くの?」 グイグイ引っ張られ階段を上がる。 そして連れて来られた場所は屋上。