『ごめん、いきなり。授業とか、大丈夫?』 「だ…大丈夫!たぶん!」 電話ごしなのに、思わずコクコクと頷いてしまう。 そしたら、また笑われた。 『頷きすぎでしょ』 …え…… 顔を上げて、前を見る。 …こっちを見て笑う、慎也の姿があった。 「……慎也!」 「ごめん、心配かけて」 駆け寄って、顔を見上げる。 …目が、少し腫れてる。 泣いたん、だろうな。 利乃が一緒じゃないってことは、ひとりであたしに会いに来てくれたって、思っていいのかな。 利乃は…たぶん、トモがいてくれてる。