……難しい、な。
「もっと俺らに、頼ってくれてもいいのにな」
見ると、トモは公園を見渡して、目を細めていた。
眩しい、太陽。
…うん。
もっと、頼って欲しい。
苦しいって、言ってよ。
あたし達は弱いから、その想いの重さにへこたれちゃうかもしれないけど。
でも絶対、諦めたくないから。
……ふたりのこと、大切だから。
「…これからどうしよっか、トモ」
高い気温が、あたしの肌を熱くする。
汗がたらりと、首筋を伝った。
トモはあたしの言葉に、ちらりとこっちを見て。
ニカ、と笑った。
「ぶつかるしか、ないでしょ」
…やっぱり、最高。
さすがすぎ、トモ。



