ビター・オア・ミルキー



「とにかく、終わったら出てこい。待ってるから」

「うん!わかった!急ぐね!!」



二年生までは、朔ちゃんの部活が休みの日は大抵一緒に帰っていたのだけど。

最近はわたしも忙しかったから、帰るのは本当に久しぶりだな。


うれしい、うれしい!

久しぶりの、幼なじみ会だ!!






─────────…


「アニカ!じゃあ、わたし朔ちゃんとアイス食べてくるねー!」


帰る準備が終わって、チャイムが鳴って。

高橋くんと話してるアニカにバイバイを言う。

最近、あの2人は仲良しだ。



「分かったけど、あんた雨宮くん良いの?また仕事ひとりでやらせてるとかは?ないの?」

「…!」


あ──……。

そっか、多分大丈夫だろうと踏んでしまっていた…。


「………」



ううん、違うな。

わたし、きっと飛呂くんに会うのが、こわいんだ。



『幼なじみと付き合ってんの?』



…そう、言われちゃったから。