委員会は出来るだけ集まりが少ない緑化委員とか。
係りだったら黒板消し係とか。
そんなことを毎回考えながら、絶対安定な位置にいたのに。
なのに…!!!
「あ―――もう、それなのにどうして一番委員会も大変で、一番集まりも多い学級委員なんかにならなくちゃいけないの―――!!」
「まぁまぁまぁまぁ」
お昼休み、大好きな卵焼きをむさぼりながら、叫ぶ。
飛呂くんも、きっと困った顔をして高橋くんに文句を言っているに決まってる。
だって、メンドクサイんだもん。
「ていうか、アニカ」
「んー?」
「アニカってばいつの間に、高橋くんと仲良くなったの?」
いくら席が近いからってさ。
わたしは飛呂くんとは未だに数えるほどしか会話したことないのにさ。
まぁ、高橋くんが社交的だからオカシイことではないんだけどね。
「あ――、まぁ、流れ?」
「…あ、そう」
はぁ~…。本当に、だるいなぁ。
しかも、飛呂くんと一緒って…。
なんか……。



