ビター・オア・ミルキー




「じゃーな、君花。ちゃんと言うこと言いなよ。また帰ったら連絡する」


朔ちゃんは、そう言って、わたしたちの前から離れていった。



「ありがとう…!朔ちゃん、きっと帰ってきてね…!待ってるからね…!」



朔ちゃん

朔ちゃん

朔ちゃん。



「朔ちゃん、ありがとうー!!!」



もう、今までのわたしたちというわけにはいかないけれど。

これからもきっと、わたしと朔ちゃんは変わらないでいられるよね。

…そう、自信が湧いてきているんだ、今は。



去っていく朔ちゃんは、ヒラヒラと手のひらを動かして、一度だけ振り返ってくれた。

変わらない笑顔。優しさ。
わたしにかけてくれる言葉。


「…朔ちゃん、ありがとう………」


これからもきっと、わたしはそれを嫌というほど受けながら、朔ちゃんと向き合っていく。


だから、大切にしていきたいんだ。



これからも、朔ちゃんの、全部を。