近くに大きな本屋さんがあった。
飛呂くんの行きつけの場所らしい。
CDとかも売ってるところで、わたしも朔ちゃんと何回か寄ったことがある。
「しっかし驚いたな」
「んん?」
今月の新刊の覧を見ながら、飛呂くんは笑った。
「ヒヨコにも読める本があるんだな」
「?!なっ、なにそれ!!」
わたしだって本くらい読むし!!って反抗してみせたら、「大きな声出すなうるせぇ」と怒られてしまった。
新刊の本を撫でる飛呂くんの手は大きくて、ゴツゴツしてて。
…触れたく、なってしまう。
「…飛呂くんの手、大きい…」
スポーツしてる人の手って、さらに大きく感じるのはどうしてだろう。
「………は?手?」
「うん…、手………って…」
あれ………?
わたし、今…………



