そっか、わたしは、この気持ちに気づいたことをまだアニカに話してさえいないんだ。
今までアニカは何回だって聞いてきてくれたのに。
恥ずかしいけど、言わなきゃダメだよね。
「……じ、実は、あの……」
今までの彼氏とは気持ちの大きさが違うこと。
それを朔ちゃんから気づかされたこと。
今まで色々なことで悩んで答えを出していったこと。
すべてを、アニカに話した。
アニカは、少しもちゃかしたりしないで、うなづきながらちゃんと聞いてくれた。
「…そっかぁ…。やっと気づいたんだね、君花」
そう言って、笑って。
頭をなでられた時は、なぜか涙が出そうになった。



