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アニカは、お昼からやってきた。
午前中はお腹が痛くて動けなかった。…ということを理由にして、実は思いっきり寝坊してしまったらしい。
それなのにお弁当はばっちり持ってきたアニカは、かわいい花柄のナフキンを広げながらフォークを持った。
「へぇー!雨宮くんからご飯に!!」
「ちょっとアニカ!声大きいよっ…」
誘われた後、すぐにアニカへメールを
送ってしまったわたしは、早速冷やかされてしまった。
あまりにも大きな声で叫ぶから、冷や汗が垂れてきそう。
「すごいじゃん!二人ってことは思いっきりデートじゃん!!」
「…っえ?!デートとか!そんなんじゃないよ!!」
デートなんて!!
わたしと飛呂くんは別に付き合ってるわけではないんだし。
そう言ったら、アニカは深い溜め息をついた。
「…君花、あんたまだ雨宮くんに対する気持ちに気づいてないとか、そういうんじゃないでしょうね?」
「えっ?!」
そんなこと………ないけど………。



