ビター・オア・ミルキー



「……あ、あの、飛呂くん…」

「空いてるんなら、空けとけよ」

「…!」



…飛呂くんと、二人で、ご飯…。

放課後、二人で。



「…それに、昨日は俺だって、お前のこと考えてたよ」

「………え?」

「アイツ…幼なじみと、何してたんだろうって考えてたっつってんの」

「……っ!」





──朔ちゃん。

わたし、本当に、飛呂くんに恋をしてしまっていたみたい。

とても、とても、小さな気持ちから、それはとても大きな、溢れるような恋に変わってた。


『本当の恋は、くるしいんだよ』


…やっと、わかったよ、朔ちゃん。

くるしいよ、わたし、ちゃんと、くるしいよ。


「…わたし、飛呂くんと一緒にご飯行きたい!」

「……あ、そ」



ねぇ、飛呂くんは?


飛呂くんもわたしと一緒にいたら、苦しくなったりするのかな?