「ははは、オハヨウだって!可愛いじゃん君花ちゃん。なぁ、ヒロ?」
「へっ?!」
か、かかか可愛い?!
そんなの男の子に初めて言われたよ。
高橋くん…すごいなあ………。
「昨日ね、コイツとアニカちゃんとご飯食べてたんだけどー。コイツほんとに君花ちゃんの話ばっかりでぇー」
「黙れ高橋」
「コイツが女の子の話するなんて珍しいからさ~もう俺ビックリして」
「オイ。蹴られたいのかお前」
飛呂くんの前に座っていた高橋くんの手首をギリギリと掴む飛呂くん。
痛い痛いと笑いながら涙を浮かべる高橋くん。
二人がここまで仲良しだったなんて。
ちゃんと話してるの、初めて見た。
でも…。
飛呂くんがわたしの話をしていたって…本当かなあ。
顔色ひとつ変えないから(怒ってはいるけど)、全然心が読めないなあ。
「あっ、あの、飛呂くん」
「ん?」
…心は読めないけど、でも、謝るくらいしても大丈夫だよね。
わたしが言い掛けると、高橋くんはニヤニヤしながらどこかへ行ってしまった。
気を…使わせちゃったのかな。



