ビター・オア・ミルキー



「…いーよ。俺も頑張ってやる。その代わり、逃げんなよ」

「へっ?!にっ、逃げないよ?!」



なに、逃げるって。
約束破るなよ、とか、そういう意味だよね。

そうだよね?


「よし。なら俺も遠慮しないわ」

「う、うん!遠慮せずに行こう!!」



突きだした拳に、朔ちゃんの拳が重なる。

その合わさった影を見て、朔ちゃんは笑った。


にっこりと、また、優しい笑顔で。


「…うまく、いくといいな」

「う、うん……!」



そんな言葉を残してくれた。


「…はっ、早く学校行こう!」

「おー」




…飛呂くんに、早く会いたい。