ビター・オア・ミルキー




「飛呂くん…には、特には何も言われてないよ…」

「特にはってことは、それ以外は言われてんじゃん」

「…?朔ちゃん……?」

「君花がボーッとしてる理由は大体あいつなんだよ。この間からそうだから、見てれば分かる」



朔ちゃんは、アイスクリームのコーンを少し乱暴に食べて、持っていたアクエリアスをグビグビッと飲み干した。


…なんか今日朔ちゃん、荒れてる?



「っはあ…。まぁいいけど。今まで好きな奴出来た時はもっと楽しそうだったなーって思っただけ」

「え?!」


す、好きな奴?!何それ!!この間から!!



「朔ちゃん!わたし飛呂くん好きとか一言も言ってないよ!」

「…ん?」

「違うの!今日は、この間…飛呂くんに、『幼なじみと付き合ってんの?』って聞かれて、それで、なんか気まずくなっただけで…」

「…俺といることが気まずいの?」

「ちっ、違うよ!そうじゃなくて、なんとなく、こう…背中とかがむずがゆいっていうか……」



う───。うまく説明できない!!