私は、俯いていた顔を上げ 前にいる男をギロリと睨み付ける。 「睨んでも可愛いね~♪ねぇねぇ、これから暇?」 ジリジリと 前の男が詰め寄ってきた。 『いいえ。』 負けずに睨み続ける。 「そういう気の強い子結構、タイプだよ。」 横の男も詰め寄ってきた。 『私、あれなんで男に興味ありません。」 この台詞は、リイキが ナンパされたときは こう言えって教えてくれたもの。 大概、これで 男の人たちは去っていってくれる。