その後も俺と杏菜ちゃんの戦いは続いた。



結果は杏菜ちゃんが2点だけ高かった。



「まじかよ…」



「ふふっ。だから言ったじゃない。」



「杏菜ちゃん強すぎだろ…」



「奈津くんはまだまだね?」



っくそ…悔しい…



「つか今奈津くんって言った?」



俺がそうきくと顔を逸らす杏菜ちゃん。



やっべ…嬉しっ



「もう俺ら友達だなっ!」



笑顔で俺は言った。



杏菜ちゃんが何か言おうとした時携帯の着信音が鳴った。



「っあたしの携帯だわ…」



そう言ってすぐに携帯にでた。



「もしもし私です。…えっ仕事ですか?……わかりました。今向かいますね」



「ごめんなさい。急に仕事が入っちゃったの。」



「おぅ。そうかわかった。また遊ぼうな!」



「ええ。今日は楽しかったわ。じゃあ…」



と言って俺の横を通り過ぎて行った。