「動けなくなったら、負け。いい?」



「あぁいいぜ。後悔すんなよ?」



「じゃあ…


ゲーム…スタート」



スタートと言った瞬間殴りかかってきた。



「…あっ」



周りがあっと言うのがきこえる。



でもあたしはそれを右手でいなして緩んだ瞬間に左手で鳩尾を殴った。



それは本当に一瞬だった。



その瞬間赤髪が倒れた。



「あたしの…勝ちだね?」



春はあたしの言葉をきいて悔しそうに、



「…っあぁ…」



その瞬間倉庫が歓声に包まれた。



「うおおお!すげぇっ!」



「春って次期幹部候補だよなっ?すっげぇ!」



と、驚きの声をあげていた。



流衣たちは、ただ目を見開いていた。



陸は下に飛び降りてきた。



また、倉庫が静寂に包まれる。