「じゃあ自己紹介からしようか。知ってると思うけど俺は笹川雄斗。雄斗ってよんでね。高2で副総長。」



「次俺な?俺は朝倉和!和ってよんでな!あと高2だ!なぁ俺とどっちか付き合わない?」



「無理です」



美桜即答。



当たり前だね。



あたしは答えるまでもないかな。



「じゃあそこの子!ならない?」



和があたしに言った。



あたしは何も言わず睨んだ。



「そんな睨まなくたってイイじゃんか!睨んだ顔も可愛いねっ」



はぁ…



心の中であたしはため息をついた。



「話ずらすなよ和。次要自己紹介」



「あ?俺?中島要だ。高2で特攻隊長だ。要でいいぞ。次、陸だぞ?」



中島先輩は陸という女嫌いにからかうように言った。



「んなの知ってる。相沢陸。高2親衛隊長。女近づくなよ」



本当に女が苦手なようだ。



嫌いっていうか怖いんだろうな。



「最後は俺か。結城流衣。高2で総長だ。流衣で構わない」



「あたしは望月美桜だよ。高1です。よろしくお願いします!」



「一ノ瀬心。高1。よろしく。」



「自己紹介も終わったし、あ。美桜ちゃんも心ちゃんもさっき言ったけどタメでいいよ」」



「わかった!」



「うん」



「じゃあ蝶龍について説明するよ」