「俺らが必ず守る。だから信じてくれ」
結城先輩がそう言った。
「美桜がいいならいいよ」
あたしは美桜次第。
本当は関わりたくないけど、彼らなら…って期待してる自分がいたから美桜次第にした。
「でも…裏切るんでしょ…?見捨てるんでしょ?」
美桜は小さな声で突き放した。
「裏切らないし見捨てるなんて絶対にしないよ」
でも笹川先輩は優しく真剣に美桜にそう答えた。
「わかった…信じる」
美桜は彼らを信じてあげられたみたいだ。
「信じてくれてありがとな」
「うん」
「ちゃんと守ってくださいね!流衣先輩!雄斗先輩!」
美桜はいつも通りに戻ってた。
「あぁ!任せとけ美桜ちゃん!じゃあ倉庫…俺らの溜まり場に行こっか!」
そうしてあたし達はバイクに乗り倉庫へと向かった。