少し驚いている、源喜さん。



「あ、はい。今日…神社でたまたま会って、喋ったんです」

「ふーん。あのおっちゃん、面白いだろ(笑)」

「はい!すごくいい人でしたし…で、今夜淡牙さんと娘さんが、わが家に来るそうで……」

「え?」



ガラガラガラ…



っ!


その時…

玄関の扉が、勢い良く開いた。



「邪魔するぞー」


!!!

淡牙さんが、上機嫌で家に入ってくる。

その後ろから…




「ハロー♡紅子が来たよん」


これまた上機嫌の、紅子さんが…ロングワンピースを着て入ってきた。




「よう紅子」

「源ちゃん♪お久しぶりね」


!?


”源ちゃん"!!?


源喜さんを、ちゃん付する人…初めて見た・・・(汗)




「今日はご飯食べに来たの♡純麻のご飯、うちのママよりも上手いんだもん」




そう言って、源喜さんの腕を触る紅子さん。



それを見た瞬間…

胸がズキンと痛んだ…