「外に出る時は、必ずつけろよ」

「はい!」


どんな指輪であれ、源喜さんからもらったんだから、いっか♡




「つーか…制服姿、初めて見るな」




源喜さんは、私をまじまじと見つめる。




「そういえば、そうですね」


源喜さんと初めて会った日は終業式で、それから夏休みだったから、制服着る機会なかったもんな…




「うーん、いいね。そうゆうプレイもアリだよ」

「は?//」


ニヤニヤして言う、源喜さん。

その顔は、なんだかいやらしい//



「へ、変態っ!//私急いでるから、行きますよっ」

「送ってこうか?飛んでけば、余裕で間に合うぞ」

「い、いーですよ。誰かに見られたら、どうするんですか(汗)」

「大丈夫だよ」

「と、とにかく行ってきます!源喜さんも、早く支度しないと、仕事遅れますよ!?」

「ハイハイ」


私は源喜さんと別れ、走って学校へ向かった。






キーンコーン

カーンコーン



「由希(ゆき)〜」

「珠紀!」


ギリギリセーフのところで学校に着き、教室に向かう途中、珠紀と行き合った。



もうお気づきだと思うけど、私の名前は『雪希』から『由希』になりました!


散々考えた結果…

シンプルで普通に『由』という字を使うことして、源喜さんの妖力で名前の漢字を変えてもらいました。