キミが泣くまで、そばにいる




 朝比奈高校で屈指の人気をほこる彼らが、昇降口を抜けていく。

 セイの金髪が太陽を反射し、トワくんの笑い声が響く。

 その後ろを、高槻くんがマイペースに歩いていく。

 

 陽に焼かれたコンクリートの地面は、砂色に輝いていた。


 夏の音がする。
 


「知紗、行こう」

 
 
 微笑むアカツキと手をつないだまま、

 私は日差しの中へ、足を踏み出した。







キミが泣くまで、そばにいる
END