さてさて、
ここでも恐れ多くも
勝手にちょこちょこ
作品紹介させて頂いておりますが…
今回は

「コルクの栓をためてみる」

これ、もう
ご存知の方、多いですよね。

谷中しまさんが書いておられます。

一言で言うと……言えない(笑)

いや、言いますよ!

そうですねぇ
これ程までに余韻を残す作品って
中々、無いですよね、うん。

スタイルとしては短編集になるのかな。
谷中さんが過去に書かれた作品を
一つに纏めておられるんです。
で、また新たに更新もされておりますが
なんて言うんだろ。

終わり方が秀逸。

憧れますね。

この先の展開を更に
読者に与えると言うか
自然とその先を考えちゃうし
でもそれは決して
モヤモヤ感と言うのではなくて
明確な未来。

きっとこうなっていくだろうな。
そうなって欲しい!
みたいな。

前向きな気持ちになります。
とっても。

心の奥の方にしまい込んでいた
僅かに感じた覚えのある感情を
引き出されるような。

それはきゅんとくるような
淡い思いであったり
自分自身にも共通する
嫌な部分であったり。
遠い遠い昔、
思い描いてた事でもあったり…

まだ50ページくらいですが
読み応えのある内容量になっています。

是非、師走の慌しい雰囲気の中
読んでみてください。

時が止まるような
いや、
戻るような

そしてまた新たに
進み出せる素敵な作品集です。

お薦めします!