トムがいもうとのことを“クレア”とよぶのは、もう何年ぶりのことでした。




トムはしらずしらずのうちに、いもうとときょりをおいてしまっていたのかもしれません。




うすうす気づきつつも、ふれることはなかったいもうとは、ただただ泣くしかありません。




その夜、




トムはクレアが泣きやむまで、そっとせなかをさすってあげていました。