「まあ、ということだから」


ナポレオンはズボンのポケットに手を突っ込み、傲慢にあたしを見下ろした。



「以後、よろしくな。

曽根 緋奈子どの……?」





ーーー桜が舞い散る、日本の4月。


あたしに訪れたのは胸キュンの春ではなく。


ドタバタな日常の狼煙でした……。