少女には夢がありました。



それは、本物の旅人になること。



「わたしも、いろんな所に行って、いろんなものを見たいわ。」



少女は身内をなくし、遠い親せきのいる家にお世話になることになっていました。



少女は一人で遠い村へ、歩きます。