なっ、なっ、
こっこっこれはっ


貫通儀式のお誘い?


艶かしい顔でまた、私を見るその目


この前のノッキーに対する目と同じとは思えませね



『…考えてみて』


そう言って篠田は、ソフトキスを落とした


私は、頭のてっぺんから、爪先まで真っ赤だったと思う


それから、すぐご飯が出来たと降りていって、頂いた味もあまり覚えてないくらい、ホワホワしていた


パエリアを作ってくれて、凄く本格的で美味しかったけど、儀式のことで頭が一杯で、そのあとのことは、あまり覚えていない



お父様は、仕事の都合で遅くなるとのことで、会えなかったけど、あんなホワホワした状態で会わなくてよかったと思うくらい、家に帰っても、ホワホワしていた


とうとう、篠田の我慢期間が限界に入ったらしい

あー、ドキドキー

とうとう、私の全てをさらけ出す日が近づいてるらしい…



あー、今日はドキドキすることばかりだったな

篠田と付き合って、あと数年で死んでしまうのかってくらい、ドキドキばかりだけど、いつまで身が持つのか…