初恋が君だなんて、ハードルが高すぎる。




「あーもう、南雲くんセリフ間違えすぎ!

一旦休憩するよ!」



監督役の女の子の言葉で、休憩を挟むことになった。






「夕陽」

「絢星くん?どうかしたの?」


さっきから集中してないみたいで、セリフを何回も間違えていたらしい。



「…何喋ってたの」

「え?」

「先輩と」




先輩って、伊織先輩だよね。



「この前…元気なかったからって、心配してくれて」



文化祭、一緒に回ろうって誘われた…ってことは、言った方がいいのかな。



「他には?」


「…文化祭、一緒に回る?って…」




絢星くんのいつになく真剣な表情に押されて、小さな声で呟く。