「席つけー」 ザワザワとしていた教室。 タイミングが良いのか悪いのか、先生が入ってきて午後の授業が始まった。 私は慌てて涙を拭って、ノートをとる。 でも、視界の端に絢星くんが映るたびに泣きそうになって。 俯いたまま、頭はぐるぐるしてる。 こんなの、知らない。 こんな汚い感情、知らない。 恋がこんなに苦しいなんて、聞いてない。