初恋が君だなんて、ハードルが高すぎる。




「ちょっと夕陽ちゃん、どういうこと!?」
「いいの!?」




クラスの友達が集まってきて、隣で仲良く喋る2人を指差す。



「えっと、私もよく知らなくて…」

「もしかして元カノとか!?」

「なの…かな?」



やっぱり、そうなのかな。

でも、別れた後でもあんなに自然に仲良くできるものなのかな。

…私には恋愛経験がなくて分からないけど。





「ねえ、夕陽」

「は、いっ」



突然、絢星くんに話しかけられたことに驚いて、声が裏返ってしまった。恥ずかしい。




「次の授業、何だっけ」


「え…古典、だけど」


「ん、ありがとう」





ロッカーに教科書を取りに行った絢星くん。

残ったのは私と冬花さん。