強がり彼女と恋と嘘。

「失礼します」

そう言ってあたしが入ったのは視聴覚室。

薄暗くて不気味という理由で生徒からは明らかに避けられている教室。

ここには、かなり変わっている先生…基、顧問が住み着いている。

「お疲れぇ。須藤さんも大変だねぇ」

「そんなことないです。安藤先生」

笑顔、笑顔よあたし!

そう言い聞かせて口角を思いっきりあげる。

「いやいやぁ、こんなに分厚い資料を簡単に仕上げるんだよぉ?すごいよねぇ」