強がり彼女と恋と嘘。

「須藤さん…ごめんねぇ?」

へらーっと笑ってまた頭をぼりぼりとかいて…って、ああ!

フケが落ちてきて汚いんだから!

そこを掃除するのは生徒会なのよ!?

って、そんな場合じゃなかったわ。

頭の中で必死に言葉の意味を考える。

「はい?」

急に何を言うのよ?

この人が謝っている姿なんて一度も見たことないのに。

これは貴重かもしれないわね。

なんて思っているのも束の間。

「これをさぁ…届けてくれないかなぁ?」

そう言って安藤先生が棚から取り出した物を見る。

手元にあるのは一冊の重たい本。