「紫ちゃん、結構大胆だねー
可愛い子にしがみつかれるなんて、男冥利に尽きるよねーアハハッ」
男冥利って…
メイド服を着込んで言っても、全然説得力がない。
瑞希君に抱えられて着いた先は110号室…大ちゃんの部屋だった。
歓迎会の場所はここ…
この前見た大ちゃんの半裸を思い出し、顔が引きつってしまう。
出来れば他の部屋にしてもらいたいけど、
私の為に開いてくれた歓迎会に文句を付けるわけにはいかず、
ここは我慢することにした。
「開けて〜」
瑞希君が私を抱えたまま、ドアを蹴る。
するとドアが外側に開き、細いフレームの眼鏡を掛けた大人っぽい男の人が現れた。
「ハハッ メイドが女子高生を抱っこしてるよ。
月岡さんだね?初めまして、寮長の亀井戸です。
瑞希の言ってた通り、とても可愛らしい人だね。入寮歓迎するよ」


