ラベンダーと星空の約束

 


「大(ダイ)ちゃーん、新しい子来てるよー!

困ってるよー!鍵ちょーだい、210号室の鍵ー!!」



目の前の光景に唖然とする。


こんな可愛い顔した女の子が、ノックじゃなくて足蹴りなんて…

しかも、こんな真っ最中に堂々と声を掛けている…



驚きはまだ続く。

喘ぎ声がピタリと止んで数秒後、110号室のドアが勢いよく開けられた。



中から飛び出して来た人は…



「ごめん!
到着が遅いからさ、待ち切れなくておっ始めちゃった……………………………ええっ?

新しい子って…女の子?

マジで?超嬉しい!メッチャ可愛いんだけど!

超俺好み、どストライク、よろしくー!!」




「…… き…きゃああっ!!」





何もかもに驚き、悲鳴を上げた。


驚いた原因の一つ目は、
「大ちゃん」と呼ばれた110号室の住人が男だった事。


女の子が彼氏を連れ込んでいたのではなく、その逆だったみたい。



と言うことはここは女子寮ではなく男女混合…

てっきり女子寮だと思い込んでいた私は、物凄く驚き…



いや、今はそんなことを言っている状況じゃない。

それよりも何よりも、コレに一番驚かされ悲鳴を上げている。



大ちゃんと言う人は、私を見るなり目を輝かせて抱きついてきた。

それも物凄い格好で…