「亀さんたく丸さん…
ありがとう!!」
「わっ 紫、危ない!」
床に足を下ろし、ベット上に座っていた私。
感激の余り、亀さんたく丸さんの方に左手を伸ばし…
バランスが崩れ、前のめりに落ちそうになってしまった。
隣にいた流星が慌てて抱き寄せ事なきを得たけど、
それからは流星の足の間に座らされ、そこから出る事を許してくれなかった。
◇
皆で集まると、いつもはそろそろ寝るかという時間まで騒いでいる事が多い。
でも、明日は入試本番なので、今日は19時頃にお開きとなった。
亀さん達が戻って行った後、流星と瑞希君と3人でもう少し喋りたい…
そう思ったのに、瑞希君にこう言われてしまった。
「お邪魔虫になりたくないから僕も帰るよ。
今夜はゆっくりと大ちゃんの欲求不満を解消してあげて。
あっ、たく丸君と亀さんに聞こえない様に消音でやってね?じゃあね〜」
「………」
うん、実は分かってた。
私の背中を抱きしめて座る流星…
彼の息子君が元気になっているのが、腰の辺りに伝わってくる…
瑞希君がニヒヒと笑い出て行くと、急にピンクの空気に包まれた。
「流星…あの…
先にシャワー浴びたい…」
「ダメ、もう限界だから。
シャワーは終わってから一緒に入る」
「えっ? それじゃ、シャワー室を私仕様にしてくれた意味が…んっ…」
私の言葉はキスに遮られる。
深く唇を合わせ、ゆっくりとベットに倒された。
彼は、麻痺した右腕を、指先から肩までゆっくりと撫で…
右足を摩り上げる…
濡れる唇が、私の唇を離れ、下へ下へと下りて行く。
頬が上気し、体が熱を帯び始めた。
瑞希君に“消音で”と言われたけど、漏れ出る甘い声を抑え切れない。


