本当に…?本当の本当に…?
夢じゃないよね…?
私… これでやっと流星に会えるんだ!!
死に物狂いの努力が報われた瞬間だった。
紫水晶の指輪を握りしめる手が震えている。
涙で視界が滲んで見えた。
やだな私…
最近随分と涙腺の締まりが悪くなったみたい…
クラスのみんなが歓声を上げて祝福してくれる。
うちの田舎の中学から東京の高校に進学する生徒は過去に一人もいなかった。
札幌や旭川への進学は毎年数名いるけど、
私達にしたら東京は別格なイメージがある。
みんなはこれから公立高校の入試を控えているのに授業なんてそっち退けで、小さな教室はお祭り騒ぎになっていた。
温かい仲間達…
これから東京に行こうとしているのに、フラノが愛しいと強く思った。
人も花も星空も、厳冬の雪景色さえも私の心を温めてくれる。
流星と再会を果たして高校を卒業したら必ずこの地に帰ろう。
できるなら、流星と一緒に……


