ラベンダーと星空の約束

 


たく丸軍団の迫力は
凄まじかった…

会場が一つになり、
ドンドン熱を上げて行く。


異様なこの盛り上がりにも、たく丸さんのオタクダンスにも、

驚きを通り越した私は…
次第に楽しくなってきた。



やってみると、
こういうのも悪くない!

何だか新しい自分を発見した気分!



練習の時とは反対に、
ツンデレキャラなのを忘れて、自然と笑顔になってしまう。




熱気に後押しされ、
2曲目、3曲目とノリノリで歌って踊り切った。



楽しかったけど
疲れた…


ハアハアと肩で息をする私の横で、
少し息が上がった程度の瑞希君が、マイク片手に観客に話しかけている。



こんなに可愛い見た目でも、
やっぱり男の子だから、体力が私とは違うみたい。



瑞希君は柏寮アピールを忘れていなかった。

寮生活の素晴らしさを、
やや大袈裟に説明している。



この説明が終われば
ステージを下りられる。

私の役目は無事に終わった。


そう思いホッと息をついた時、
瑞希君が突拍子もない事を言い出した。




「みんなー!良く聞いてー!特に男の子注目〜!

これから体育館2階のギャラリーから、千枚のチケットをばらまくよ〜

当たりチケットはたったの1枚!999枚はハズレだよー

それを手に入れた人は〜
何と〜!

ここにいる紫ちゃんに、
後夜祭が始まるまでの約3時間、

専属メイドとしてご奉仕して貰えちゃうよ〜!

手を繋いで模擬店回りをするも良し!
写真撮りまくるのも良し!

空き教室で2人っ切りの甘〜い時間を過ごすのも良し!

紫ちゃんと楽しい一時を過ごせちゃう〜!!


じゃあいくよ〜!
ツンデレメイド紫ちゃんの〜専属契約をかけた〜

当たりチケット争奪戦スタート!!」