私が見てる事なんかお構い無しにパンツ一枚になり、タンスを開けて着替えを探している。
日々農作業をしている大樹の体は、マッチョとまではいかないが、かなり厚い筋肉で覆われている。
腹筋なんて六つに割れてるし力こぶも凄い。
私と青空の二人掛かりで腕相撲をしても、今の大樹にはきっと敵わない。
目の前には筋肉質でこんがりと日に焼けた大樹の裸。
それを見ながら流星を思い出していた。
流星は顔も腕も昔とは違い、ちゃんと日焼けして健康的な小麦色をしている。
だけど、いつも手術跡を隠して、シャツのボタンを一番上までしっかりと閉めているから、
服を脱いで見せてくれた裸の肌は昔のまま白かった。
運動する事は避けているけど、筋肉はバランス良くついていた。
大樹程の筋力はないが、
男の子らしい力強さで私を抱え上げてくれたりもした。
「紫…? 何、赤い顔してんだよ。 まさか俺の体に……」
「違うから。大樹の体見て何か思うわけ無いでしょ?」
「ひでぇ…」


