台所を出るとクシャミが一つ出た。
うっ寒くなってきた…
おばさんに着替えを借りようと思ったけどいないし……
勝手におばさんのタンスを開けるのは気が引ける。
大樹は何やってるのかまだ家に入って来ない。
仕方ない。
大樹のデカイTシャツ借りるか。
おばさんのタンスを開けるのは気が引けるけど、
大樹のタンスを開けるのは気にしない。
パンツが出てきたって別に何とも思わない。
だって大樹のパンツだもん。
青空のパンツを洗って干して畳んでしまうのと、意識的に何ら変わりはない。
2階に上がり大樹の部屋に入った。
タンスの引き出しから適当な白いTシャツを引っ張り出して着替えをする。
濡れたTシャツはハンガーに吊るしてカーテンレールに掛け、
さて何をしようかと部屋を見回した。
相変わらず
汚い部屋だな……
東京に行く前までは、男の子の部屋はこんな風に汚い物だと思っていた。
でも、東京で見た流星と瑞希君の部屋は、いつでも割と片付いていた。
隅々まで綺麗というわけじゃないけど、
少なくともこんな風に、足の踏み場が無い状態になっている事はなかった。
私が大樹の部屋に遊びに来るより、大樹がうちに来る回数の方が圧倒的に多い。
その理由は明らかにこれだ。
座れるスペースはベットの上くらい。
片付けないと何もする事が出来ない。


