ラベンダーと星空の約束

 


中身は大して成長してないのに、背ばっかりぐんぐん伸びちゃって、これじゃ独活(ウド)の大木だよ。



スマホを返さない子供じみた嫌がらせに、私は諦めてベットに座り直した。



少し恥ずかしい事書いてあったけど……まぁ、いいか。




「おい……」



「何?もう読み終わった?いい加減に返してよ」



「これ…どう言う意味だ…?」



「これって?」




大樹はメールの中の一文を指差し、眉を寄せて私を睨みつけた。




『一ヶ月後に教えるとか意地悪言わないで今教えて〜!!』

大樹が引っ掛かっている一文はこれらしい。





「一ヶ月後…夏休み明けに、アイツに何を言うつもりなんだ?」



「全て」



「…あ゙?お前…流星が自力で思い出すまでは、自分からは何も言わないって言ってたじゃねーか!」



「そうなんだけど…状況が変わっちゃって……」



「状況って何だよ……説明しろよ…隠さず全部。
おい青空、お前は自分の部屋に行ってな」



「えー?何それ〜俺だけ退け者?」



「お前は流星の事あんまし覚えてねーだろ。あの時はまだ小三だったしな。

それに…姉の恋愛話聞きたいのか?聞きたくねぇだろ?」



「…それは…聞きたくないかも。俺、部屋帰るわ……おやすみ」





青空がいなくなった私の部屋で、壁に背をもたれてベットの上に大樹と座った。



大樹からはピリピリとした不機嫌オーラが漂ってくる。