これがうちの当たり前。
大樹は隣の子なのに、うちの家族よりデカイ態度で当たり前の様にここにいる。
私が大樹の家に遊びに行っても、さすがにここまで寛げない。
大樹の頭の中には気を遣うとか遠慮するとか…
そう言う言葉は無いのだろうか。
「痛って! 何だよ紫。
頭叩くんじゃねぇよ」
「何となくムカついて」
「てめぇ…久しぶりに帰ってきたかと思えばそれかよ……… 来いっ!」
「わっ!! 大樹待っ…アハハッ……くすぐった…ヤハハハッ……ゴメン私が悪かっ……ギャハハハッ!」
「うるさーい!!
あんた達騒ぐなら自分の部屋に行きなさーい!!」
大樹にくすぐられてソファーの上で笑い転げていると、母のゲンコツが飛んできた。
巻き添えを食らう形で青空まで叱られ、私達3人は二階の私の部屋に避難した。
「姉ちゃんと大樹のせいで俺まで殴られたじゃん」
「ごめんごめん。お土産あげるから許して」
「土産?何なに?オシャレアイテム?」
「お洒落アイテムって何よ。はい、これが青空でこれが大樹。
大樹の分はおじさんとおばさんの分も合わせてだから、一人で食べないでね?」
「… 饅頭って……」
「… 饅頭かよ……」


