ラベンダーと星空の約束

 



 ◇


瑞希と一緒にテニスコートに行くと、既にゆかりちゃんの二回戦が始まっていた。



テニスコートを囲むフェンスには、下心満載の野郎共がへばり付き彼女を見ていた。



そう言えば、何でゆかりちゃんだけテニスウェアなんだ?

しかもあのウェア…何かエロい。



今はカラフルな物やデザイン性の高い物が主流なのに…

懐かしのデザインで真っ白って…
コスプレっぽく見えるだろ。



下に履いてるアンダースコートは、どう見てもパンツにしか見えない白のレース付きだし……



そうか、この趣味はたく丸さんか。

あの人はいい人なんだけど、自分の趣味まっしぐらな人だからなー。



他の男の視線なんて、考えないのだろうな。




瑞希が何とか前の方に潜り込み、俺を隣に呼んでくれた。



フェンス越しにコート内を軽やかに動き回る彼女を見つめた。



上手いな……へぇ…運動神経もいいんだ。

可愛いいし頭いいし、運動も出来るなんて…完璧過ぎて怖いな。



欠点は無いのか?
欠点は…あの性格か。

色恋に鈍感過ぎて危なかしい。

だけど見ようによってはそれも長所か。



男には好かれるけど、女には疎(ウト)まれるタイプだな。

地元ではどんな友人関係を築いていたのだろう。




真剣にボールを追いかける彼女は美しかった。



テニス経験者?
フォームが完成されている。


特にサーブは、伸びやかなフォームと真っすぐで綺麗な足に目を奪われる。



次の試合、準々決勝はジャージに着替えさせないとダメだな。

ギャラリーの視線がエロ過ぎる…って俺もか。